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HETEROTOPIA
会期 _ 2019.6.9(日) ~ 6.30(日)
休室日_6.17(月)
会場_ 東京都美術館 / ギャラリー C ( 東京都台東区上野公園8−36)
開室時間_9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室_金曜は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
観覧料_無料
主催_ヘテロトピア、東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成_公益財団法人 野村財団
heterotopia
ヘテロトピア(異在郷)という概念は、ミシェル・フーコーが作り上げた概念です。ユートピア、いかなる場所も持たない非在郷とは異なり、人間社会は現実界の中に他の空間に対する異議申し立ての空間を組織してきました。この逸脱の空間は、ヘテロクロニー、つまり、異なった時間が滞留する空間でもあります。そして、ヘテロトピアは相互に異質な複数の空間、複数の時間を一つの場所に並置する点をその特性としています。この点で、庭園、美術館、図書館もまたヘトロトピアの一つとみなしえます。あるいは、アレッポの石鹸とカリフォルニアオレンジとが何気なく並置されたテーブルもまた、戦闘の空間の様相を呈するかもしれません。それはまた、相互の異質性を内包するがゆえに非飽和な自然の諸様相の原理の考察とともに制作の論理を構想し、知覚作用をたえず分裂的に生成させる作品を制作してきた私たちの意図を検討する際にも有効な概念だと考えられます。そして、上野という芸術の指標とともにいまなお了解される場所に位置する東京都美術館のただなかに、もう一つ別のヘテロトピアを出現させること、あるいは、美術館という場所が備えるべきヘテロトピアという性質を回復させること、それが今回の企画主旨となります。そして、この限定された展示空間に、その限定性にもかかわらず、決して飽和されえない異質な時間と空間を出現させることを目指したいと思います。
Event information
※ 事前申込不要。当日13時より講堂前で整理券を
配布し、定員になり次第受付を終了致します。
こちらのイベントは終了いたしました。
「ヘテロトピア群島航行」
2019年6月16日(日)
時間:開場13:30/実施14:00-16:30
場所:東京都美術館 講堂
ゲスト:
伊藤俊治(東京芸術大学教授)
今福龍太(東京外国語大学教授)
司 会:
松浦寿夫(本展出品者)
入場無料
「芸術のトポグラフィー」
2019年6月22日(土)
時間:開場13:30/実施14:00-16:30
場所:東京都美術館 講堂
ゲスト:
白川昌生(美術家)
成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
林道郎(上智大学教授)
司 会:
松浦寿夫(本展出品者)
入場無料
※ 事前申込不要。当日13時より講堂前で整理券を
配布し、定員になり次第受付を終了致します。
こちらのイベントは終了いたしました。
© 2019 by "HETEROTOPIA" Artist.
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