HETEROTOPIA
会期 _ 2019.6.9(日) ~ 6.30(日)
休室日_6.17(月)
会場_ 東京都美術館 / ギャラリー C ( 東京都台東区上野公園8−36)
開室時間_9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室_金曜は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
観覧料_無料
主催_ヘテロトピア、東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成_公益財団法人 野村財団
「芸術のトポグラフィー」
2019年6月22日(土)
時間:開場13:30/実施14:00-16:30
場所:東京都美術館 講堂
入場無料
※ 事前申込不要。当日13時より講堂前で整理券を配布し、定員になり次第受付を終了致します。
ゲスト:
白川昌生(美術家)
成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
林道郎(上智大学教授)
司 会:
松浦寿夫(本展出品者)
明治政府の成立に際しての上野戦争という負の記憶を抹消するためであるかのように、1876年に上野公園が開設され、翌年には第一回内国勧業博覧会が開催されることになりました。そして、やがて上野は東京美術学校の開校、そして1926年に日本で最初の公立美術館である「東京府美術館」、つまり現在の東京都美術館が開館します。いまなお、芸術という指標と密接に連関する上野をひとつのヘテロトピアとみなすこともできるかもしれません。そして、この美術館で1970年に開催された「人間と物質」展から、まもなく50年の時間が経過したことになります。この上野の歴史に注目しながら、改めて美術の生産と展示の場所について再検討する機会を持ちたいと思います。
【ゲスト紹介】
白川昌生(しらかわ よしお)
美術作家。1948年北九州市生。1981年デッセルドルフ國立美術大学を卒業(マイスター)した後、群馬県を拠点に活動。前橋工科大学等の講師を務める。1993年には地域と美術をつなぐ美術活動団体「場所、群馬」を創設。2017年「群馬県朝鮮人強制連行慰霊碑」が「群馬の美術2017-地域における現代美術の居場所」開催直前に出品取り消しとなり、話題呼ぶ。立体作品や絵画作品のほか『日本のダダ1920-1970』1988-2005年、『贈与としての美術』2013年、『彫刻の問題』(共著)2017年の執筆など多岐にわたる活動を行う。
成相 肇(なりあい はじめ )
東京ステーションギャラリー学芸員。1979年生まれ。一橋大学言語社会研究科修了。2005年より府中市美術館学芸員、2012年から現職。戦後日本のアヴァンギャルド芸術を中心に調査研究を行い、マンガ、大衆誌、広告ほか雑種的な複製文化と美術を交流させる領域横断的な展覧会を企画。主な企画展に「石子順造的世界―美術発・マンガ経由・キッチュ行」(2011-12年、府中市美術館、第24回倫雅美術奨励賞)、「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい」(2014年、東京ステーションギャラリー)、「パロディ、二重の声――日本の1970年代前後左右」(2017年、同)など。
林 道郎(はやし みちお)
1959年生まれ。近現代美術史・美術批評。上智大学国際教養学部教授。主な著書に『静かに狂う眼差し』(水声社、2017年)、『死者とともに生きる』(現代書館、2015)、Natsuyuki Nakanishi (New York: Fergus McCaffrey Gallery, 2014)、Tadaaki Kuwayama (Fellbach: Edition Axel Menges, 2014)、『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』(全7冊)(2003-9、ART TRACE)など。共編書に『シュルレアリスム美術を語るために』(鈴木雅雄と共著、水声社、2011年)、From Postwar to Postmodern: Art in Japan 1945-1989 (New York: The Museum of Modern Art, 2012)など。キュレーターとして「Cubism in Asia」(2005年、東京国立近代美術館―韓国国立現代美術館―シンガポール国立美術館の共同展、DIC川村記念美術館の「静かに狂う眼差し」(2017年)などに関わる。美術批評誌『ART TRACE PRESS』の編集を務める。
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